ポンプ大手の独ヴィロ(ドルトムント)は6月28日、モスクワ近郊のノギンスクで工場の竣工式を行った。同工場の投資額はドイツ企業の対ロシア投資で今年最大。ロシア側の関心は高く、式典にはメドベージェフ首相が出席した。
同社は2014年、新工場の建設を開始した。投資額は3,500万ユーロで、倉庫、物流センター、事務施設を併設している。従業員数は250人。ロシアは欧米の制裁で経済が低迷しているものの、ヴィロは将来性が高いとみている。
同国はヴィロにとって5番目に大きい市場で、売上高は昨年1億ユーロに上った。ユーロベースでは20%以上の減収となったものの、現地通貨ルーブルベースでは1.3%増加したという。