独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6日、韓国のLG電子と次世代のコネクテッドカー・プラットフォームの共同開発で合意したと発表した。最新のクラウド技術を活用するほか、スマートハウス技術や現地情報サービスなどを提供し、自動車の接続性(コネクティビティ)とドライバーの利便性の向上を図る。
スマートハウスとは家電製品や住宅設備をネットワークでつなぎ様々なサービスを利用できるシステム。例えば、車両から住宅の照明やセキュリティシステム、家電などを操作することができる。両社はこのほか、ドライバーにリアルタイムで交通情報を提供するなどコネクテッドカーのインフォテイメント技術の開発でも協力する。
LGは7月からVWグループの戦略パートナープログラム「FAST(Future Automotive Supply Tracks)」にも参加している。FASTはVWが2015年2月に立ち上げたイニシアチブで、デジタル化など自動車産業が直面する変化や課題に対応するため、サプライヤーとの協力関係を強化し、革新的な新技術をより迅速に実用化することを目指す取り組み。