トルコ統計局(TUIK)が4日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.64%となり、前月の6.58%から1.06ポイント上昇した。インフレ率の上昇は2カ月連続。エコノミスト予想の7.0%も上回り、今年2月の8.78%に次ぐ高水準となった。
項目別では、構成比重の大きい「食品・ノンアルコール飲料」が6.63%上昇したほか、「アルコール飲料・たばこ」(12.80%)、「その他の商品・サービス」(11.33%)、「宿泊・外食」(9.95%)、「医療」(9.81%)、「家具・家庭用品」(9.75%)も大幅に上昇した。
一方、上げ幅が最も小さかったのは「通信」(3.07%)で、「余暇・文化」(5.97%)、「運輸」(6.45%)、「住居費・公益料金」(6.68%)も比較的緩やかな上昇にとどまった。