第7回ドイツ水素会議、NRW州などが共同開催

ドイツのベルリンにあるノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州代表部で7月5・6日の2日間、第7回ドイツ水素会議が開催された。脱炭素化(decarbonization)に向けた水素の役割をテーマに、エネルギー、化学、交通(モビリティ)分野の様々な課題について講演や討議が行われた。今回の会議には行政・経済・学術分野から約180人が出席した。

今回の会議では、再生可能エネルギーの普及促進とドイツのエネルギー転換政策における水素の可能性や活用について講演や議論が行われた。再生可能エネルギー由来の電力生産が急増する中、余剰電力の水素への転換・貯蔵、および、転換・貯蔵した水素の活用に注目が集まっている。交通分野では、自動車だけでなく、鉄道分野における燃料電池の活用についての講演も行われた。

同会議は、エネルギーエージェンシーNRW、ドイツ水素・燃料電池連盟(DWV)、ドイツ水素・燃料電池国家組織(NOW)が共同主催している。

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