BMW、空港の滑走路で運転支援システムを走行試験

独高級車大手のBMWは独中東部のホーフ=プラウエン空港の滑走路を使って運転支援システムの走行試験を実施している。また、現行の滑走路に加えて、新たに走行レーンを建設しており、9月以降は離発着のスケジュールに関係なく走行試験を実施できるようになる。バイエルン放送が報じた。

バイエルン放送によると、ホーフ=プラウエン空港は個人や法人の小型飛行機が使用しており、離発着数は年約8,000回。BMWは2015年12月に同空港と使用契約を締結し、滑走路でブレーキや事故回避システムなど運転支援機能の走行試験を実施している。

北バイエルン航空当局によると、走行試験は月~金曜日まで実施することができる。BMWの従業員は空港には常駐しておらず、必要に応じて同空港へ赴いているという。

BMWは賃貸料や契約期間など詳細については公表していない。ただ、バイエルン放送によると、同空港は自治体が年約80万ユーロの赤字を補填している状況にあり、BMWの使用料収入は空港にとって運営コストを補うための財源となっているもよう。

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