トルコ中央銀行は19日、翌日物貸出金利(上限金利)を0.25ポイント引き下げ、8.75%に設定した。利下げは5カ月連続で、年初以来の下げ幅は2ポイントに達した。主要政策金利である1週間物レポ金利は7.5%、翌日物借入金利(下限金利)は7.25%に据え置いた。
利下げは市場の予想通り。中銀は以前から上限金利と下限金利の差(金利コリドー)を狭める方針をとっており、今回の措置でその差は1ポイントに減少した。
インフレ率について中銀は、「生鮮食料品とたばこの値上がりで短期的に上昇するが、価格変動の大きい食品と燃料を除いたコアインフレ率は穏やかに改善していく」との見通しを示した。