銀行員数が04年以来の減少幅に、15年は-2%

独民間銀行雇用者団体AGVバンケンが21日発表した国内銀行の2015年の就労者数は前年比2.0%減の62万7,150人へと縮小し、04年以来の大幅減となった。オンライン口座の利用者増を背景に支店削減の動きが加速しているほか、低金利に伴う収益力低下に対応して人員整理圧力が高まっていることが反映された格好。特に貯蓄銀行は2.7%減の23万3,700人と減少幅が大きかった。民間銀行は1.1%減の16万9,250人だった。

銀行業界の雇用規模は2000年以降、年1.3%のスピードで縮小している。

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