独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7月27日、2016年上半期の販売台数が前年同期比4.6%増の56万9,400台となり、上半期の数値として過去最高を記録したと発表した。6月単月でも4.4%増の9万8,800台と、6月期の最高記録を更新した。
中核市場である中国と欧州が堅調であったことに加え、ロシアでの販売が回復した。また、モデル別では「ファビア」が14%、「スペルブ」が81.1%、「イェティ」が11.7%、それぞれ伸びて記録更新に貢献した。
■イランと韓国を強化へ
シュコダのクビック広報担当は現地CIAニュースに対し、イランと韓国の販売を強化する方針であることを明らかにした。両国の自動車市場の高い成長性に注目している。
同社はVWの2025年までのグループ新経営戦略の一環で、未進出市場での事業可能性を探っており、6月には北米が対象となっていることを認めた。
シュコダは現在、世界100以上の国と地域で販売している。