ガソリン車にも微粒子フィルター、VWが来年から

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3日、グループの直噴ガソリンエンジン車に微粒子捕集フィルター(GPF)を搭載すると発表した。直噴ガソリン車の排気微粒子規制が欧州連合(EU)で来年9月から強化されることが背景にあり、高級車大手のダイムラーも5月に同様の方針を打ち出している。

VWはGPFをまずは来年6月、VW「ティグアン」の新モデル(1.4リットルTSIエンジン搭載車)とアウディ「A5」(2.0リットルTFSIエンジン搭載車)に投入。その後グループの他のモデルにも順次、拡大していく。2022年までに最大で年700万台の車両にGPFを搭載する見通しだ。

GPFの効果で有害な微粒子の排出量が最大90%削減されるという。

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