トルコ系自部品オポロ、スロベニアに追加投資

トルコの自動車販売・部品製造バイラクタルラル(Bayraktarlar)の独自動車部品子会社オデロは、今後3年間でスロベニアに2,300万ユーロを投資する方針だ。北東部チュレシュニエフツィ(Cresnjevci)の新工場で生産を引き上げるほか、スロベニア本社のある中部プレボルド工場を拡張する。これにより、同国での雇用は現行の900人から1,300人に増加する見通しだ。

オデロの主力製品はテールランプで、メルセデス、BMW、アウディ、ポルシェなどに供給している。チュレシュニエフツィ工場は破産した衣料品メーカー、ムラの生産棟を改築したもので、先月末に開所した。床面積は5,300万平方メートルで、投資額は120万ユーロ。交換部品を生産するほか、倉庫施設も備える。現在の従業員数は18人だが、来年の増産に伴い人員を強化する。

プレボルド工場では、新工場棟を建設し、生産面積を1万平方メートル拡大する。

バイラクタルラルは2011年にオポロを買収し、そのスロバキア事業を引き継いだ。以来、8,300万ユーロを同国へ投資してきた。売上高は5年間で1億3,000万ユーロに倍増した。さらに今後3年以内に2億ユーロの達成を目指す。

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