ロシア新車販売、7月は16.6%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は8日、同国の2016年7月の新車(乗用車・小型商用車)販売が10万9,410台にとどまり、前年同月に比べ16.6%減少したと発表した。1~7月の累計も前年同期比14.4%減の78万1,605台に縮小している。

自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は長引く市場低迷について、「安定した価格や積極的な販促措置、政府の継続的な支援にも関わらず、新車を購入できるあるいは買いたいとする顧客が少ないことが根本的な問題だ」と説明し、「長期的には高い需要があり、購入を先送りしている間に需要は増えている。この需要が開放されるのは時間の問題だ」と述べ、長期的には明るい見通しを示した。ただ、「好転するまでまだどのくらい長く待なければならないかは分からない」とも述べ、当面の先行き不透明感に懸念を示した。

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