ドイツ政府によるディーゼル微粒子除去フィルター(DPF)の後付け装着の助成措置が2016年9月30日に終了する。約3,000万ユーロの予算がまだ残っていることから、独自動車販売中央連盟(ZDK)では制度の利用を呼び掛けている。1台あたりの助成金は260ユーロ。後付けにかかる費用は作業費も含めて約650ユーロ以上とされる。
ZDKによると、同制度を利用してディーゼル車の排気ガスに含まれる微粒子を除去するDPFを装着することにより環境ゾーンが設けられている市街地への進入が可能になる対象車両はまだ約200万台残っている。
対象となるのは、2006年12月31日までに新車登録したディーゼル乗用車と2009年12月16日までに新車登録した3.5トン以下の軽商用車。2016年1月1日~2016年9月30日の間に後付け作業が終了した車両であれば、2016年11月15日までドイツ連邦経済・輸出管理庁(BAFA)で補助金申請を受け付けている。