独産業ガス大手のリンデはこのほどミュンヘンで、燃料電池車を使用したカーシェアリングサービス「BeeZero」を開始した。同サービスを通して実際に燃料電池車に乗ってもらい、燃料電池車の認知度を高めるとともに、燃料電池車に対する不安や抵抗感をなくす狙いがある。
「BeeZero」の事業コンセプトは、リンデ・グループの子会社リンデ・ハイドロゲン・コンセプツが開発した。現代自動車の燃料電池車「ix35フューエルセル」50台を使用しており、料金は他のカーシェアリングサービスと同じ水準に設定した。
カーシェアリングに代替燃料車を投入する手法は、独高級車大手のBMWが独レンタカー大手シクストと共同で実施するカーシェアリングアサービス「ドライブ・ナウ」の例があり、カーシェアリング用車両の一部にBMWの電気自動車「i3」を投入している。