BASF―光開始剤事業を売却―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は29日、光開始剤事業を放射線硬化剤製造の蘭IGMレジンズに売却することで合意したと発表した。放射線硬化剤分野の経営資源をレジンと添加剤に絞り込む考え。取引金額は公表しないことで合意した。BASFは電機を戦略的に重要な顧客産業と位置づけていることから、同業界向けの高性能光開始剤事業は手元に残す。

IGMレジンズに譲渡するのは当該技術と特許、一部のブランド、顧客基盤、既存契約、イタリア北部のモルターラにある工場。従業員120人が移籍することになる。

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