スマートフォンを利用してネットショップで商品・サービスを購入する消費者がドイツで増えている。コンサルティング大手のプライス・ウォーターハウス・クーパース(PWC)が国際比較調査で明らかにしたもので、モバイルショッピングを「月に1度以上」行う消費者はネットショップ利用者全体の35%に達し、前年の25%から10ポイント上昇。2012年(同11%)に比べると3倍以上に拡大した。
モバイルショッピングを一度も行ったことがない人の割合は11年の70%から48%へと減少した。20年には少なくとも75%がモバイルショッピングを行うようになるというのがPWCの見方だ。
リスクを嫌う国民性を反映し、モバイル決済については80%が否定的な回答を行った。
世界的にみると、モバイルショッピングの先進国は中国で、月に1度以上の利用者は66%に達した。調査対象とした25カ国の平均は28%だった。