ドイツ連邦統計局が26日発表した2015年末時点の国内人口は8,217万5,700人に達し、前年同日を97万8,100人(1.2%)上回った。増加幅は1990年のドイツ統一後最大。シリアなどからの難民急増で大幅に押し上げられた格好だ。
国外からの人口流入は人口流出を113万9,000人上回り、増加数は前年(55万人)の2倍強に拡大した。国内の出生者数は死亡者数を18万8,000人下回っており、移民・難民の流入がなければ人口は減少していた。
外国籍の市民は870万人となり、前年比で14.7%増加した。ドイツ国籍保有者は0.2%減の7,350万人に縮小しており、人口に占める外国人の割合は14年末の9.3%から10.5%へと拡大した。