カザフのエネ大手が巨額投資

カザフスタンのエネルギー大手サムルク・エネルゴ(Samruk Energo)は先ごろ、来年末までに2,239億テンゲ(約5億8,300万ユーロ)を投資する計画を発表した。年次別の投資額は、2016年が918億テンゲ、2017年が1,321億テンゲ。目的別の内訳は、発電量の拡大が973億テンゲ、発電所および管理施設の近代化が1,266億テンゲとされる。

ターボ発電機への切り替えにより、すでに北西部アクトベ発電所の発電能力が88メガワット(MW)から117MWに引き上げられたほか、年内に南東部アルマトゥイ第2発電所のボイラー設備も更新する予定。同地では2017年に冬季ユニバーシアードが開催されるため、電力需給が逼迫する恐れがあり、同発電所の年間発電容量を450ギガワット時(GWh)拡大する。さらに年末までに、北東部エキバストゥス第1発電所の500kV遮断器も刷新し、送電網に接続する際に生じていたトラブルも解決する。(1KZT=0.30JPY)

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