VW、ポーランドの新工場を今秋にも稼働

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は5日、商用車部門のVWヌッツファールツォイゲがポーランドのブジェシニャに建設した新工場を今秋にも稼働させると発表した。新工場では「クラフター」を生産する。生産能力は年10万台で、フル稼働時の従業員数で約3,000人を計画している。

新工場は、車体部品製造・塗装・組み立ての設備が整う一貫生産工場となり、サプライヤーパーク、特殊車両製造部門、試験生産部門もある。新工場の面積は約220ヘクタールで、うち約半分の面積に生産棟を建設した。

VWの商用車部門の工場のあるポズナンからは約50キロメートルの近距離にあり、ドイツのハノーバー工場からは約500キロメートルの距離に位置する。VWは生産、物流、部品調達などで両工場との相乗効果を見込むほか、両工場の従業員の経験や知識をブジェシニャ工場にも生かしていく方針を示している。VWはポズナン工場では「キャディー」と「トランスポーター」を生産している。

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