独電線大手のレオニは12日、中国のワイヤーハーネスメーカーである武漢恒通汽車線束の資本の51%を取得したと発表した。これによりレオニは東風グループのサプライヤーとなり、アジア事業をさらに強化していく。
武漢恒通汽車線束は、上海から西に約700キロメートルの拠点(湖北省)にワイヤーハーネス工場を持つ。工場面積は1万3,000平方メートル以上で、現在は約1,000人が勤務している。同工場は今後、中国2位の自動車メーカーである東風グループを中心に、現地の自動車メーカーに供給していく計画であり、まずは仏自動車大手PSAと東風汽車の合弁会社である東風プジョー・シトロエン自動車(DPCA)に製品を供給する。
武漢恒通汽車線束の2016年の売上高は約3,500万ユーロとなる見通し。レオニは同売上高が中期的に数億ユーロに拡大すると見込んでいる。武漢恒通汽車線束はレオニ・グループの連結決算対象となる。