ラトビアの製薬会社オラインファーム(Olainfarm)は先ごろ、ベラルーシ同業のNPKビオテストの株式24%を取得したと発表した。今後さらに買い増しを実施し、最終的な株式保有比率を70%に引き上げる。今回の株式取得と今後の買い増しに要する費用は26億ユーロ。同社はまた、一部の生産をベラルーシに移すことでも合意した。
オラインファームのマリギンス社長は、NPKビオテストの買収はベラルーシ市場参入の足掛かりとなる上、製品ラインナップを拡大することにもつながると述べた。
NPKビオテストは1990年の設立。リトアニアとポーランド国境に近いフロドノに本拠を構え、100種類以上のハーブティーや天然サプリメントなどを生産している。昨年の売上高は27億ユーロ。
ラトビア中部のオライネに拠点を置くオラインファームは国内のほか、主にロシア、ウクライナ、ベラルーシ及びオランダで製品を販売している。昨年の連結売上高は前年比25%増の1,530万ユーロだった。