仏自動車大手のPSAグループがこのほど立ち上げたモビリティーサービスの新ブランド。9月28~29日にパリで同社が開催したイベント「モビリティ・デイズ」で発表した。
PSAは今後の戦略の一環として、持続可能かつスマートで、安全な新しい移動ソリューションを提供していく方針を示しており、「モビリティ・デイズ」では、同戦略の実現に向けて、新ブランドの立ち上げをはじめとする様々な取り組みを明らかにした。
新ブランドの立ち上げの他には、◇新部門「モビリティーサービス」の設立◇北米でカーシェアリング事業を展開するCommunautoへの資本参加◇仏複合企業ボロレ・グループとの電気自動車(EV)を使ったカーシェアリングサービスにおける協力強化◇テレマティクスサービスを提供する英Masternautとのフリートマネジメントサービスに関する協力◇カーレンタルの新興企業2社(Koolicar、TravelCar)への資本参加◇米IBMとのスマートシティに関する協力◇トムトム・テレマティクスとのコネクテッド・フリート・マネジメントサービスに関する協力――を発表した。
PSAグループのカルロス・タバレス社長はイベントで、「我々は、顧客が其々のニーズに適したモビリティーソリューションを選択するためのサポートに専心し、あらゆる移動の自由を確保するための幅広いソリューションを提供する。現在そして未来において、すべての我々の顧客にとって得意先のモビリティ・プロバイダーとなることを目指している」とコメントした。