金鉱山の加DPM、先渡し取引でブルガリア鉱山開発費を調達

金鉱山の取得・探査・開発を手がけるカナダのダンディー・プレシャス・メタルズ（DPM）は9月28日、2019、20年度に生産予定の金を5,000万米ドル（4,455万ユーロ）で売却したと発表した。ブルガリアのクルモフグラド金鉱開発計画の資金に充てる。同計画の総投資額は1億7,800万ドルに上る見通し。

今回の取引で売却したのは19年と20年に生産を予定するそれぞれ1万8,000オンスと2,800オンスで、総生産量の約9％に当たる。2019年5月から毎月決まった日に引渡す。価格は1オンス当たり1,367ドルだった。

DPMはまた、8,000万ドルの借入れ条件の変更に債権者の同意が得られ、10月中にクルモフグラドで着工できる見通しであることも明らかにした。2018年に予定する操業開始に間に合うペースという。

DPMはソフィアの東方に位置するジェオペチ（Chelopech）鉱山を運営し、金と銀を含む銅精鉱と金を含む黄鉄鉱精鉱を生産している。