韓国LG化学がポーランドに電気自動車(EV)用バッテリー工場を建設する。同国のインフラ開発省の5日の発表によると、13億ズロチ(約3億200万ユーロ)を投じて年間10万個を生産できる態勢を整える。
同国南西部ヴロツワフ近郊のコビエジツェに新工場を設置し、2019年から操業を開始する。700人を新規雇用し、1回の充電で320kmを走行できるバッテリーを生産する。LG化学にとって韓国、米国、中国に次ぐ4つめのEVバッテリー工場となる。
ポーランド政府は国内のEVの普及台数を2025年までに100万台とする目標を掲げている。石炭利用が盛んな同国は大気汚染が問題となっており、EVの普及を通じて改善を図りたい意向だ。世界保健機関(WHO)によると、ポーランドは欧州連合(EU)加盟国の中で大気汚染の深刻な都市が最も多い。(1PLN=26.84JPY)