英自動車工業会(SMMT)が5日発表した同国の2016年9月の乗用車新車登録は46万9,696台となり、前年同月に比べ1.6%増加した。英国では3月と9月にナンバープレートが切り替えられるため、両月は1年でも新車登録が多くなる傾向がある。1~9月の累計は前年同月比2.6%増の215万495台だった。9月に200万台を超えたのは、2004年9月以降では、昨年に続き2回目(2015年1~9月:209万6,886台)。
2016年9月のカテゴリー別の登録台数では、大口法人が前年同月比7.3%増の22万2,844台と大きく伸びた。小口法人は14.9%減の2万3,008台に落込み、個人も1.7%減の22万3,884台に低迷した。
燃料別では、代替燃料車が前年同月比32.6%増の1万6,060台となり、市場シェアを3.4%に伸ばした。ガソリン車は前年同月に比べ1.1%減少、ディーゼル車は2.8%増えた。
■ 「プラグインカー・グラント」、乗用車の利用件数は累計7万5,647台に
SMMTによると、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの低エミッション車を対象とした購入助成制度「プラグインカー・グラント」を利用した乗用車の新車登録台数は、2011年1月の制度開始以来、累計で7万5,647台に達した。
「プラグインカー・グラント」制度の利用は2016年1~9月に2万8,035台となり、前年同期に比べ40.7%増加。純粋な電気自動車の登録台数も、前年同期比16.6%増の8,107台に拡大した。