独アウディ、メキシコ工場を開所

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは9月30日、メキシコのプエブラ州サンホセチアパに建設した新工場の開所式を行った。アウディが独自の工場を北米市場に持つのは初めて。新工場では、スポーツ多目的車(SUV)「Q5」の第2世代モデルを生産する。従業員数は約4,200人を予定している。

新工場の用地面積は400ヘクタール。プレスや車体製造、塗装、組み立て工程などを持つ一貫生産体制の工場となる。生産能力は年15万台。アウディは新工場の建設に10億ユーロ以上を投資した。

工場の開所と同時に近隣のサプライヤーパークには計7社のサプライヤーと物流サービス会社が拠点を開設した。また、現時点では部品の70%以上を北米自由貿易協定(NAFTA)圏から調達するが、長期的に現地調達率をさらに引き上げていく方針を示している。現在、サプライヤー100社以上がメキシコの拠点から「Q5」向けの部品を供給している。

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