カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは9月26日、ドイツの留め具メーカー、BÖCOグループを買収する合意書に署名したと発表した。当局の認可を経て、2016年第3四半期に取引を完了する見通し。
BÖCOは、ラッチ(留め金)、ヒンジ(蝶番)、ストライカーなどを生産している。ドイツのヴッパータールと中国の天津に工場があり、BMWグループやダイムラー、アウディなどに部品を供給している。従業員数は約450人で、売上高は約1億ユーロ。
マグナは同社を買収後、事業部門マグナ・クロージャーズに統合する計画。マグナにとってBÖCOの買収は、製品の補完効果があるほか、エンジニアリング力の強化、世界的なクロージャー・システム市場における主導的地位を強化する狙いがある。