自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは4日、米ミシガン州ブライトンで拡張工事を終えた排ガス処理システム工場を稼働させた。同工場では大型商用車向けに米排ガス規制「EPA2010」に適応した排ガス処理装置を生産している。
拡張工事により、工場の面積は従来の3倍の3万1,500平方メートルに拡大した。現在の従業員数は約400人。同工場で生産する排ガス処理システムの重量は135~185キログラム。1日あたり600を超える排ガスシステムを生産しており、年間では約15万台分の排ガス処理システムを出荷している。
ブライトンから近いミシガン州ノバイには、エーベルスペッヒャーが2002年に開設した北米中核拠点と研究開発センターがある。ブライトン工場は2003年の開設で、2014年9月から拡張工事に着手していた。