独エーベルスペッヒャー、ルーマニア工場を開設

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは6日、ルーマニア西部のビホル県オラデアに建設した排ガス処理システムの新工場を開設した。触媒コンバーターと排ガスを外部へ排出する際の排気音を低減するマフラーを生産する。

新工場の建設は、新規受注の獲得を受けた措置。製品は、欧州の自動車メーカーに出荷する。工場の敷地地面積は約11ヘクタールで、工場の面積は約2万7,500平方メートル。生産だけでなく、物流、管理業務のスペースもある。

生産能力は、2020年までに150万ユニット、パイプは500万本となる計画。また、従業員数は2016年に約150人を採用し、中期的にはフル稼働体制に向けて最大650人に増やす計画。

オラデアは、欧州顧客へ製品を出荷する際の交通アクセスが良く、技術者やエンジニアの確保が容易であることが決め手となった。

エーベルスペッヒャーの排ガス技術部門は急速に事業を拡大しており、先頃、米国のブライトン工場の拡張工事を終えた。

上部へスクロール