シュコダ自、来年に韓国参入

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車のベルンハルト・マイアー最高経営責任者(CEO)は先ごろ、来年から韓国市場に参入することを明らかにした。同年中の進出を予定する米国よりも早く販売開始する方針だ。ただ、VWの韓国子会社関係者によると、具体的な時期は決まっていない。

シュコダは昨年、韓国進出に向けて現地ディーラーと交渉を進めていたが、VWの排ガス不正問題が深刻化したことから計画を中止した経緯がある。不正問題発覚に伴い、同国でのVWのブランドイメージが悪化し、VW車の販売台数は激減していた。

一方、シュコダは欧州や中国での販売が好調で、15年の売上高は前年比6.2%増の125億ユーロと過去最高を記録した。来年は米国で人気モデルの「スペルブ」、「オクタビア」などを現地生産して販売するほか、イランでも同様の計画を進めている。

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