仏アルトラン、独ベンテラー・エンジニアリングを買収

仏技術開発コンサルティング大手のアルトランは18日、独自動車部品大手のベンテラー・グループからエンジニアリング事業(ベンテラー・エンジニアリング)を買収すると発表した。買収成立にはカルテル当局の認可が必要となる。

アルトランは今回の措置により、ドイツ事業を強化する。ベンテラー・エンジニアリングはプロジェクトマネジメントや品質管理、製品データマネジメントなどのサービスを提供している。大手自動車メーカーやTier1サプライヤー(メーカーに直接納入する一次サプライヤー)を顧客に持ち、例えば、BMW、フォルクスワーゲン(VW)、ボルボ、フォード、ポルシェ、ダイムラーを顧客に持つ。従業員数は約700人で、地域本社はミュンヘンに置く。主にドイツ、オランダ、スウェーデンで事業を展開している。

ベンテラー・グループは今後、戦略的中核事業である自動車部品、鋼管、ディストリビューション(鋼管の倉庫保管など)の3部門に注力する。なお、今後もドイツ、オランダ、スウェーデンでは、ベンテラー・エンジニアリングの顧客としてサービスを利用するとしている。

上部へスクロール