コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)がドイツの成人1,500人を対象に実施したアンケート調査(実施期間10月7~15日)によると、今年のクリスマスプレゼント予算は平均266ユーロで、昨年の259ユーロから3%増加した。増加は2年連続。所得水準が低い東部地区で13%増の285ユーロと大幅に伸びたことが大きい。西部地区は2%増の264ユーロにとどまった。
年齢別では46~55歳(1%減の291ユーロ)で減少したのを除きすべて増加した。伸び率が特に大きかったのは35歳以下(18%増の220ユーロ)と66歳以上(15%増の266ユーロ)で、56~65歳(9%増の294ユーロ)と36~45歳(9%増の243ユーロ)も10%近い伸びとなった。
販売チャンネルでは「実店舗で購入したい」との回答が71%を占め、「オンラインショップで購入したい」の9%を大きく上回った。実店舗での購入を好む理由としては「商品を自分の目で見てしっかり判断できるため」が84%で最も多く、これに「店員のアドバイス」(73%)、「気に入った商品をその場ですぐに入手できる」(70%)が続いた。オンラインショップを好む理由では「24時間サービス」(37%)、「買い物客で込み合う市の中心部に出かけなくて済む」(35%)、「商品選択の幅が広い」(31%)がトップ3だった。
「クリスマスプレゼントを主にいつ購入しますか」との質問では「すでに購入した」が15%を占めた。最も回答が多かったのは12月第1、2週で34%。2位は11月(31%)、3位はクリスマス直前の2週間(20%)だった。
「どの分野の商品をプレゼントしますか」との質問では商品券・現金が54%で最も多かった。これに書籍・電子書籍(49%)、食料品・菓子(43%)、衣料品(37%)が続いた。(グラフ参照)