トルコのアルバイラク・エネルギー天然資源相は20日、コンヤ県カナプラム郡に設置する太陽光発電所の入札を12月に実施すると発表した。出力は世界最大級の1,000メガワットで、年間発電量170万メガワット時を見込む。落札価格は13億米ドル前後と推定されている。
応札条件としては、◇年間50万メガワットの発電量が確保できる設備の整備◇主要設備の国内生産◇研究開発をトルコで実施◇技術者の80%を現地雇用――などが挙がっている。電力の輸出も認められるが、発電量に対する輸出比率は第1期で35%、第2期には25%に制限される。
国による電力調達の保証期間は15年だが、これには工事期間も含まれる。落札企業が迅速に発電所を整備するよう促す狙いだ。
天然資源相によると、このプロジェクトでは米国、中国、欧州の多くの国々が応札を予定している。
なお、トルコは来年1-3月期中に風力発電プロジェクトの入札を実施する計画だ。