安川電機(福岡県北九州市)は10月20日、スロベニアのリブニッアに産業用ロボットの工場を建設する計画を発表した。2018年9月に生産を開始する予定。同社は現在、福岡県の北九州市と中間市、中国の江蘇省にロボット製造工場を持つ。新工場の建設により、新たなサプライチェーンを構築し、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の市場ニーズに応じた製品を迅速に供給できる体制を整える。
同社は、新興国の経済発展や、少子高齢化による医療、介護などの新市場の成長により、ロボットの世界市場は中・長期的に大きく成長すると見込んでいる。このような需要拡大に対応するため、生産能力の拡大が必要と判断した。
スロベニア工場の敷地面積は約3万平方メートル。従業員数は2020年時点で約170人を予定している。