東京製鋼は8日、カザフスタン・アルマトイ工場の開所式を行った。護岸などに使われるかご枠を含む金属製品を製造する。年間生産量は当初500万トンで、将来的に拡大する計画だ。新工場を軸に中央アジア圏での防災製品事業拡大を狙う。
東京製綱は2010年、カザフスタンの首都アスタナに駐在員事務所を設立し、同国および中央アジア地域における防災製品の市場調査を行ってきた。カザフスタンへの製品供給に当たり、政府から国内生産の要請があったため、現地法人として工場を開設することを決めた。
現地法人の名称は「東京ロープ・アルマトイ」。資本金2億8,000万テンゲ(約1億円)は東京製綱の全額出資だ。
なお、開所式には訪日中のナザルバエフ大統領もビデオ会議を通じて参加した。(1KZT=0.30JPY)