チェコのシュコダ自動車が10日発表した10月の販売台数は前年同月比10.6%増の9万7,900台となり、10月単月としては過去最高を記録した。国別販売でダントツ1位の中国で伸び率が大きく、全体が押し上げられた。車種別では中型車「スペルブ」(58.3%増)と人気モデルの「ラピッド」(37.4%増)がけん引。コンパクトカー「シティゴ」(28%増)も好調だった。SUV「イエティ」は28.8%減少した。1-10月期の販売台数は前年同期比6.7%増の93万8,800台だった。
10月の販売台数を国・地域別でみると、中国は3万2,000台で前年同月を21.3%上回った。販売総数に占める同国の割合は33%に上る。
西欧は4.2%増の3万5,400台で、主力のドイツは3.9%増の1万3,300台だった。伸び率はイタリア(22.9%)とスウェーデン(20.7%)で特に大きかった。
中欧は6.7%増の1万5,800台だった。主要市場ではポーランドが17.9%増の4,800台と大幅に増加、本国チェコは横ばいの7,600台にとどまった。
東欧ではロシアが前年同月と同じ4,600台だった。同国を除いた台数は10.7増の3,300台に拡大した。