卸売物価が上昇に転換、10月+0.5%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比0.5%増となり、2013年から続く下落にようやくストップがかかった。消費財が1.0%上昇したことが最大の押し上げ要因。石炭・石油製品の下落幅が0.2%まで縮小したことも大きい。卸売物価は前月比でもプラス0.4%となり、2カ月連続で上昇した。

前年同月比で上げ幅が大きかったのは動物で、12.8%に達した。このほかたばこ(+3.9%)、スクラップ・リサイクリング材料(+3.0%)、鉱石・金属(+2.7%)で上昇した。

下げ幅は穀物・葉たばこ・種子・飼料で6.8%と大きく、化学製品も5.7%に上った。果物・野菜・じゃがいもはマイナス2.2%、牛乳・乳製品・卵・食用油脂はマイナス1.0%だった。

前月比では石炭・石油製品の上昇率が3.9%と大きかった。果物・野菜・じゃがいもは3.4%低下。スクラップ・リサイクリング材料と動物もそれぞれ1.6%、1.2%下落した。

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