コンチネンタル、米工場建設・14億ユーロの大型投資

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、米ミシシッピ州クリントン市の近郊に建設する新しい商用車用タイヤ工場の鍬入れ式を行った。トラックとバス用タイヤを生産する。約14億米ドルの大型投資で、今後10年間に新工場がフル稼働体制になると従業員数は2,500人となる見込み。新工場の建設は、コンチネンタルのタイヤ部門の成長戦略の一環に位置付けられる。

新工場は、ミシシッピ州の州都であるジャクソン市から32キロメートルの距離にある。グリーンフィールド投資となり、工場の建設は2018年に開始し、2019年末から量産を開始する計画。敷地面積は400ヘクタール。タイヤ市場の需要拡大に応じて段階的に拡張することができる。

コンチネンタルは過去10年間に北米・南米における生産・技術・製品開発などに25億米ドルを投資してきた。商用車用タイヤに関する近年の同社の世界における大型投資には、今年発表したポルトガル北部のロウサド工場の拡張工事(約5,000万ユーロ)、2013年のスロバキアのプチョフ工場(約1億ユーロ)、チェコのオトロコヴィツェ工場(約1億6,500万ユーロ)、米バージニア州のマウントバーノン工場(約7,000万ユーロ)などがある。

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