独自動車大手、急速充電インフラ整備の合弁会社設立で合意

BMWグループ、ダイムラー、フォード・モーター・カンパニー、フォルクスワーゲン(VW)・グループ(アウディ、ポルシェを含む)の4社は11月29日、欧州における電気自動車(BEV)向けの高性能な急速充電インフラを整備するための合弁会社を設立する計画で合意し、趣意書(MoU)に署名したと共同で発表した。2017年から最大出力350キロワット(kW)の充電スタンドの設置を開始する。第1弾として欧州に約400カ所を整備する計画。

同合弁事業では、コンバインドチャージングシステム(CCS)式の急速充電インフラを整備する。同方式に対応した車両であればメーカーやブランドに関係なく充電することができる。2020年までに数千カ所の急速充電スタンドを整備できる見通し。高速道路や交通量の多い幹線道路に公共の急速充電インフラを整備し、電気自動車による長距離走行を可能にすることで電気自動車の普及を促進する。

各社の合弁会社への出資比率は均等とする。また、他の自動車メーカーの参加も可能としている。今後、合弁契約の締結と規制当局の承認を経て、新会社の事業がスタートする。

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