独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは、2015年に買収した米同業TRWオートモーティブとの事業統合を進めている。TRW買収後に新設したアクティブ・アンド・パッシブ・セーフティーテクノロジー部門は2017年1月1日にZFのレース・エンジニアリング子会社とTRWの傘下にあった英エンジニアリング会社コネクト(Conekt)を統合する。これにより、事業規模が拡大するとともに、幅広いエンジニアリングサービスを提供できるようになる。
ZFレース・エンジニアリングは、フォーミュラ1(F1)などのモータースポーツ向けにショックアブゾーバーやクラッチ、トランスミッションなどを開発・生産している。本社をシュヴァインフルトに置き、従業員数は約90人。
コネクトは英ソリフルに本社があり、従業員数は約115人。航空宇宙、自動車、エネルギーなど幅広い産業分野に製品開発や製品検証試験、試験生産などのエンジニアリングサービスを提供している。