製薬大手サノフィ、ハンガリー工場を増強

仏製薬大手のサノフィはこのほど、ハンガリー東部ミシュコルツの工場を増強すると発表した。50億フォリント(約1,600万ユーロ)を投じて医療用注射器の生産ラインの能力を引き上げ、競争力の強化を図る。

同工場は注射剤や使い捨て注射器を製造する。年間生産額は約900億フォリントで、従業員数は500人。

サノフィは1991年にハンガリーの医薬品企業チノインを買収し、同国に進出した。現在はミシュコルツの他、ブダペストとその近郊のヴェレシェハーズに工場を持つ。同国の昨年の売上高は1,690億フォリント、純利益は54億フォリント(1,700万ユーロ)だった。

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