フランス、新車登録統計 ディーゼル車

仏自動車工業会(CCFA)によると、同国の2015年の乗用車新車登録台数(191万7,226台)のうち、ディーゼル車は109万7,124台となり、全体の57.2%を占めた。ただ、2012年のピーク時(市場シェア:73%)に比べるとディーゼル車の販売比率は大きく後退している。

CCFAでは、ディーゼル車に適用される税制度の変更や、ディーゼル車の排ガス浄化装置にかかるメーカーのコスト負担の増加、3気筒エンジンを搭載したガソリン車の登場などがディーゼル車の減少に影響を与えたと分析している。

欧州では、ディーゼル車の新車登録台数(2015年)は、ドイツ(約150万台)が最も多く、英国(約130万台)が2番目で、フランスは3番目となっている。

フランスの乗用車保有台数(2016年1月1日時点)のうち、ディーゼル車は1,990万台で、全体の約62%を占めている。ディーゼル車の割合は過去3年間、ほぼ横ばいで推移している。

2015年の乗用車新車登録のうち、ハイブリッド車(マイクロハイブリッドも含む)は前年比43%増の6万1,619台となり、市場シェアは3.2%に拡大した。電気自動車も前年比64%増の1万7,268台となり、市場シェアは全体の0.9%となった。

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