保険大手エルゴがベルギー事業縮小、生保新規販売から撤退

保険大手の独エルゴは16日、ベルギーとルクセンブルクで生命保険商品の新規販売事業から撤退すると発表した。低金利で赤字が続いているうえ、資金運用環境の改善見通しも立たないためで、約200人を整理解雇。販売組織も清算する。これに伴い同社はベルギー子会社に3億ユーロ以上の資本注入を行う。

ベルギー市場におけるエルゴの生保保険料収入は昨年5億2,400万ユーロで、市場シェアは3.2%にとどまった。同市場の大手競合と違って規模の効果を引き出せないことから、数年前から赤字に陥っている。

今後はベルギーとルクセンブルクの生保事業を既存契約顧客へのサービスに絞り込む。

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