独自動車部品大手のコンチネンタルは、48ボルト(V)電源を使用したマイルドハイブリッドシステムをドイツのニュルンベルク工場で生産している。同社によると、生産ラインの整備には約1,500万ユーロを投資した。同生産ラインは、様々なメーカーのモデル(大きさ、出力など)に対応できるモジュラーコンセプトを採用している。また、全く同じ生産ラインを中国や米国など国外の工場にも導入できる設計となっている。
コンチネンタルの48Vハイブリッドシステムは、2016年末からルノーのディーゼル車「セニック」および「グラン・セニック」の2モデルへの搭載が始まっている。ニュルンベルク工場の生産ラインでは現在、最大20万台分の48Vハイブリッドシステムを生産できる能力を持つ。
生産工程の開発では、ニュルンベルクにあるバイエルン・レーザーセンターが銅製部品の溶接技術で協力したほか、フラウンホーファー統合システム・部品技術研究所(IISB)がシミュレーション技術を提供した。