ZF PROAI

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンが米ラスベガスで開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」(2017年1月5~8日)で披露した開発中の人工知能(AI)用プラットフォーム。乗用車および商用車向けの自動運転機能に加え、産業分野にも活用できるという。2018年からの量産を計画している。

このAIプラットフォームは、米半導体大手エヌビディアのAI 車載コンピューティングプラットフォーム「NVIDIA DRIVE PX 2」を基盤にしている。

ZFとエヌビディアは1月4日、AI用プラットフォームおよび同プラットフォームを活用した高度自動運転技術や完全自動運転車用ソフトウエアの開発で協力すると発表した。

このAIプラットフォームでは、深層学習(ディープラーニング)技術や、レーダー、超音波、ライダー(LiDAR)などのセンサー、カメラが収集したデータの分析などにより、車両が周囲の状況を「理解」できるようになるシステムを構築することができるという。

また、ZFはクラウドを介してシステムをアップデートし、車載機能の拡大にも対応できるようにする計画。

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