英自動車工業会(SMMT)が1月5日発表した同国の2016年通期の乗用車新車登録は、前年比2.3%増の269万2,786台となり、5年連続の増加となった。SMMTでは、数多くの新モデルが市場投入され、選択の幅が広がったことや、魅力的な自動車金融サービスが増えたことが販売好調の背景にあると分析している。12月単月では17万8,022台となり、前年同月に比べ1.1%減少した。単月の新車登録が前年同月を下回ったのは、16年通期では6月(0.8%減)と12月の2回のみだった。
16年通期の燃料別の新車登録台数は、ガソリン車が前年比2.7%増の131万8,707台となり、市場シェアで49.0%、ディーゼル車は前年比0.6%増の128万5,160台となり、全体の47.7%を占めた。代替燃料車は、前年比22.2%増の8万8,919台と大きく伸びた。
代替燃料車のうち、純粋な電気自動車は、前年に比べ3.3%増え、1万台の大台を超えた。大幅な2ケタ増となったのは、プラグインハイブリッド車とガソリン・ハイブリッド車で、それぞれ前年に比べ、41.9%、25.1%増加した。
顧客別では、大口顧客が前年比4.8%増の138万750台と、成長のけん引役となった。個人顧客は前年比0.2%減の120万6,250台にとどまったものの、120万台の大台を超えた。