鶴保庸介科学技術担当相は12日、訪問先のベルリンでドイツのヨハンナ・ヴァンカ教育科学相と会談し、自動走行技術の研究で両国が協力することで合意した。自動車分野で世界トップの競争力を持つ日独が協力することで、自動走行の実用化に向けた研究開発を加速する。
両国の研究者の交流を促進する考えで、ワークショップを開催するほか、共同プロジェクトの実施に向けた協議も行う。協力の優先分野を独日の専門家が年内にも取り決める予定だ。
日本政府は国内の自動車メーカーや研究機関が高速道路や一般道で9月から行う自動走行の大規模実証実験にドイツの研究者の参加を促していく。