仏ヴァレオ、市光工業を買収・連結子会社に

仏自動車部品大手のヴァレオは13日、2016年11月24日から実施していた市光工業(神奈川県伊勢原市)の株式公開買い付けが2017年1月12日で終了したと発表した。1月20日に公開買付けの決済手続きを開始する。ヴァレオの出資比率は合計で55.08%となる。市光工業は2月1日から完全にヴァレオの連結子会社となる予定。なお、市光工業は引き続き東京証券取引所での上場を維持する。

買付け価格は1株あたり408円。ヴァレオは、買付予定数の上限である2,258万3,000株を取得する。今回の公開買付けでは、買付予定数の上限を上回る3,238万3,612株の応募があったため、上限を超えた約30.26%については買付けを行わないものとした。

ヴァレオのジャック・アシェンブロワ社長は今回の取引について、「市光の5,300人の従業員を歓迎する」と述べるとともに、市光の買収により、日本や東南アジアを中心とするアジア市場での事業拡大を強化していく方針を示した。

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