独コンチネンタル、スマートシティの分野で戦略提携

独自動車部品大手のコンチネンタルは10日、スマートシティ分野の独コンサルティング会社アーバン・ソフトウエア・インスティテュート(以下、アーバン・ソフトウエア)と戦略提携すると発表した。コンチネンタルは、アーバン・ソフトウエアの自動車用アプリケーション分野の顧問となる。特に、都市インフラと車両のネットワーク化に関する分野で協力する方針。

アーバン・ソフトウエアは2012年の設立で独東部のケムニッツに本社を置く。都市インフラのデジタル化に向けた取り組みを支援しており、例えば、都市や自治体向けに、様々なインフラのデータを集計するオープンデータプラットフォーム「アーバン・パルス」を開発した。

コンチネンタルは、今回の提携を同社のコネクティビティシステム「eHorizon」の開発などに生かしていく。例えば、「アーバン・パルス」をベースに、都市部での交通をより円滑にするための自動車用アプリケーションを開発することができるという。

両社はすでに、最初のプロジェクトとして、リアルタイムの交通信号データを車両に伝達するシステムを独ヘッセン州のダルムシュタットで試験している。

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