中国銀行がセルビアに支店開設

セルビア政府は21日、中国商業銀行2位の中国銀行がベオグラードに支店を開設したと発表した。同行の南東欧事業を統括する。両国企業の提携を促進する狙い。

セルビア政府は今回の支店開設で、セルビアと自由貿易協定(FTA)を結ぶ国々への輸出を視野に、中国メーカーの進出が加速すると期待する。また、人民元建て国債(パンダ債)による資金調達で、政府の金融コストを引き下げる可能性を見出している。先週の発表によると、セルビアは今年35億ユーロ相当のディナール建て国債と16億ユーロのユーロ債を発行する方針だ。

欧州諸国では昨年8月、ポーランドが初めてパンダ債を発行した。発行額は30億元(4億770万ユーロ)で、中国銀行が英HSBCと共同で最大額を引き受けた。中国銀行は2012年8月にポーランド支店を開設していた。

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