自動車シート用暖房やセンサー部品を手がける独IGBオートモーティブは24日、ベオグラード近郊のインジヤ工場で新生産棟を開所した。投資規模は450万ユーロで、600人を採用した。
新しい生産棟は既存の施設に隣接して設けられた。床面積は7,800平方メートル。最新設備を導入し、シートヒーターや着座センサー、ステアリングヒーターなどを製造する。
IGBオートモーティブは独自動車部品大手IGバウアーヒンのセルビア子会社で、2007年に現地生産を開始した。同国への投資残高は1,600万ユーロに上り、2,200人の現地従業員を擁する。
同社の顧客にはアウディ、BMW、ダイムラー、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)、現代自、起亜自、ランドローバー、オペル、ポルシェ、ルノー、上海汽車(SAIC)、シュコダ、ボルボ、フォルクスワーゲン(VW)が名を連ねる。